法律というのは紀元前からあるもので、時の権力者が中心になって決めてきました。
もちろん、権力者といっても一人ではなく、議員が中心になって決めました。
民衆の要望によって決められた法律もありました。
民主主義という概念も紀元前からありました。
そう考えると、今とほとんど変わりありません。
民衆に支持されない法律を定めても、選挙で落とされてしまいます。
とはいえ、票集めのために法律を定めたとしても、長い目で見たときにそれが民衆のためになるとは限りません。
そこが難しいところであり、政治家としての能力の発揮のしどころと言えます。
長い目で見て、どんな法律をつくればいいかは、そう簡単にわかるものではありません。
何百年も経ってからわかるものかもしれません。
ですから、自分の名声ということは考えずに、本当に民衆のためとなるような法律をつくるのがいいでしょう。
例えば、貧しい国民に食料を支給するという法律は紀元前からありました。
このような法律が糾弾されることは、ほぼありません。
私利私欲を捨てて、国民のことを考えることが大切です。